『代替資産』とは、ある資産の代わりになる資産のこと。
『代替』とは、「代わりの」という意味であるため、『代替資産』とは「代わりの資産」の意味になります。
例えば、国がダムを建設しようとして、人が家を建てて住んでいる土地を取得しようとした場合に、その土地の持ち主が暮らしていくために、別の場所に代わりとなる土地と建物を用意した場合の、その代わりとなる土地と建物のことを「代替資産」と呼びます。
金融市場では、ある資産が値下がりすると見込まれる場合には、その資産を売却して別の資産に代える、ということが行われますが、その「代える」別の資産のことを『代替資産』といいます。
典型例としては、米ドルと金が挙げられ、マーケットニュースなどでは、市場でドルが値下がりすると見込まれた場合に金が買われて値上がりするときに、「ドルの代替資産として金が買われて上昇し」などと解説されます。